ホームページの課題発見と改善の基本
ホームページを作っただけで安心していませんか?
- 見てもらえているのか?
- お問い合わせにつながっているのか?
- スマホでは見づらくないか?
こうしたことを確認しながら、少しずつ見直していくことで、ホームページの反響や集客力は着実に向上していきます。
成果を出すホームページ運用は「公開後」から始まる
ホームページ運用の本当のスタートは公開した後にあります。
成果が出ない原因は「見えない課題」にある
「なんとなくうまくいっていない気がする…」と感じたとき、その多くは“見えない課題”が原因です。 ですが、直感だけで問題を探すのは限界があります。 そこで重要となるのが、数値や行動データを使って課題を“見える化”することです。
数値で課題を可視化するには?
- ページの閲覧数はあるのに、お問い合わせにつながっていない
- モバイルでは離脱率が高いが、PCでは安定している
- 想定と違うキーワードから流入している
- 表示はされているが、クリックされていない
まずは、アクセス数やクリック率をチェックしましょう。
「どこに問題があるか」が徐々に見えてきます。アクセス解析ツールやサーチコンソール、広告レポートなどを使うことで、これらの隠れた課題が明らかになります。
次は「見える成果」へつなげる
課題が見つかったら、次は改善です。
- 数値から“弱点”を見つける
- 課題に対して仮説を立てる
- 改善を実行し、結果を再計測する
このサイクルを繰り返すことで、少しずつですが確実に成果に近づいていきます。
小さな気づきが、大きな成果を生む
成果を出すために、特別なノウハウや大がかりな施策が必要なわけではありません。 日々の小さな気づきや改善の積み重ねこそが、最も大きな成果につながることも多いのです。「気になる」と思ったら、行動に移すことが大切です。データで確かめ、必要があれば対策を取る。この姿勢が、成果を出すホームページ運用の鍵です。
次に、ホームページ公開後に行うべき基本的な運営・改善ポイントをご紹介します。
ホームページ公開後に行うこと
1. Googleサーチコンソールの設置
主な役割は以下の3つです。
- サイトの状態チェック
→ページがGoogleに正しく登録されているか、モバイル対応・エラーの有無など技術的な問題を確認 - 検索パフォーマンスの可視化
→どんな検索キーワードで表示・クリックされたか、順位やクリック率(CTR)など - Googleとのやりとり
→Googleにサイト情報を正確に伝える手段に
どんなキーワードでホームページに訪れているのか、検索結果にどれくらい表示されているかを確認できるため、SEO(検索エンジン対策)の方針を立てる上でも重要なツールです。
参照:Googleサーチコンソール
https://search.google.com/search-console/
2. Googleアナリティクスの設置
主な役割は以下の4つです。
- ユーザーの訪問状況を把握
→ 何人がサイトを訪れたか(セッション数・ユーザー数)
→ どんな端末(スマホ・PCなど)や地域からアクセスがあったか - サイト内での行動を分析
→ どのページを見たか(ページビュー)
→ どれくらい滞在したか(平均滞在時間)
→ すぐに離れた人の割合(直帰率) - 目標の達成状況を確認(コンバージョン)
→商品購入やお問い合わせなど、目的の行動がどれくらい行われたかを測定 - 流入経路の分析
→ユーザーがどこから来たか(Google検索・SNS・広告・直接入力など)を把握
サーチコンソールとの違い
- Googleアナリティクス
→ 訪問後の行動を分析(サイトの中で何が起きたか) - Googleサーチコンソール
→ 訪問前の情報を分析(検索・表示状況など)
参照:Googleアナリティクス
https://developers.google.com/analytics
3. コンバージョン(成果)の計測
お問い合わせや予約など、ホームページから得たい「成果(=コンバージョン)」をしっかり計測できるよう設定しておくことが大切です。Googleアナリティクスなどを使えば、どのページや流入経路からコンバージョンが発生しているかを把握でき、効果の高いページを見極めて強化できます。
これらのデータをもとに改善を重ねることで、より成果の出るホームページへと進化していきます。
4. 目標PV件数の達成に向けた運用
「月に〇〇件のアクセス数(PV)を目指す」といった具体的な目標を定め、それに向けて定期的なコンテンツ更新やSNS連携、広告出稿などを組み合わせて運用していくと効果的です。数字として目標を持つことで、改善の方向性も明確になります。
5. 公開から3ヶ月後の見直しと改善
その後は、半年・1年とまとまったデータを活用しながら、「全体の流入傾向」や「コンバージョン率の変化」、「季節ごとの動向」なども分析していくと効果的です。
定期的な見直しを行うことで、サイトの方向性や戦略を柔軟に見直せるようになり、より効果的な運用が可能になります。また、競合状況や検索トレンドの変化にも対応しやすくなり、中長期的な成果にもつながっていきます。
弊社のサポート内容
弊社が提供するホームページ制作プランには、以下のサービスが含まれています。
- Googleアナリティクス設定
- Googleサーチコンソール設定
- Googleアップデートチェック
- Googleビジネスプロフィールの開設
- ホームページ更新操作の説明(緊急時の代理投稿対応あり)
- SSL設定・更新(セキュリティー対策)
- 反響改善の相談と分析・提案
公開後も集患に向けた対策をサポートします
この期間を少しでも短縮できるよう、Googleへの評価向上に必要な対応や改善作業は、月額保守費用内でしっかり実施させていただきます。
アクセスが伸び悩む場合の対応
6ヵ月が経過しても、目標値に対してアクセス数や来院数が伸び悩む場合には、追加のページ制作をご提案しています。搭載されたコラム機能を活用することも有効ですが、ご希望に合わせて弊社でページ追加・検索対策も承ります(※ 別途費用が発生します)。
ご契約時に、診療科ごとに「作成しておくと効果が高いページ(コンテンツ)」をご案内しており、その中から成果につながりやすい順に、段階的に追加していく方法をおすすめしています。
競合が多い診療科には広告活用のご提案
もし、競合が多く、Googleでの評価に時間がかかると予測される診療科の場合は、リスティング広告(Google広告)の活用をご提案することもあります。広告を活用することで、ホームページの立ち上がりを大きく加速できます。
また、費用対効果が明確に見込める場合のみご提案しますので、無駄な広告投資にはなりません。実際、広告をご利用いただいたお客様の多くが、1年以上継続してご活用されています。
こうした一連の施策により、弊社で制作するホームページは、6ヵ月以内に集患効果が見込める広告ツールとして活用いただけます。制作後も安心して運用いただけるよう、しっかりとサポートいたします。